今回は金融の難しい話について考えていきます。トランプの動きに翻弄される人がいますが今回のことを理解されれば分かると思います。
なぜ多くの人が分からないのか?
ドルの世界的な支配者としての地位がすぐに失われるとは誰も思っていない。
現在、中央銀行は外貨準備の約60%を依然としてドルで保有している。
つまり
このような考えのところは
崩壊するということ。
このようなことをいうと
その根拠はどこにあるのか?ということになります。
いくつかですが
分かっている根拠があり
完全にドル崩壊ということが
見えています。
世界のBRICSはどのように動いていくのか?
BRICSは世界銀行と国際通貨基金での影響力拡大に取り組む必要がある。
BRICSは世界人口の42%を占めている
BRICSの加盟国は、世界人口の40%以上、世界GDPの約4分の1を占めている。
ここ数カ月、BRICSはG7に代わる「グローバル・サウス」(南半球の国々)という位置づけになっている。
西アジアや北アフリカでは、サウジアラビアやアルジェリアなど、いくつかの国がBRICSへの加盟に関心を示している。
昨年、イランがBRICSへの加盟を正式に申請した。
マレーシアと中国、ドル依存度を下げるためにアジア通貨基金を協議
米ドルの支配に世界が焦りを感じている中、中国はアジア通貨基金の設立についてマレーシアとの協議に前向きである
ドルや国際通貨基金への依存を減らす必要性を強調した。
▲中国とマレーシアが
ドルから離脱している。
▲次はインドです。
ルピーがドルに取って代わる競争
エジプトがインドルピーでの取引を希望する国の仲間入りをした。
エジプトは6隻の船積みの米を必要としており
その重さは 150 万トンを超える可能性があり
インドルピーでの支払いを求めている
ドルでの支払いが困難なエジプトは、
インドから少なくとも150 万トンの米を輸入するためにルピーを導入することを検討している
▲エジプトも
ドル離れをしているということです。
最近、中国は貿易決済メカニズムとして人民元の利用を強化している。ロシアと中国間の人民元建て貿易フローは昨年急増した。
そして先週、ロシアのプーチン大統領は、ロシア、アジア、アフリカ、ラテンアメリカ間の貿易決済に中国の人民元を使うことを支持すると述べた。
▲サウジアラビアの動きが大きいです。
サウジアラビアが中国主導の上海協力機構(SCO)に対話相手として参加することを承認しました。
SCOは、西側の影響力に対抗するために2001年に創設された政治、安全保障、貿易の同盟である。
加盟国は中国、ロシア、インド、パキスタンおよび、中央アジアの4カ国である。
中国とサウジアラビアが大規模な石油取引に調印しました。
一つは、国有石油大手のサウジアラムコが、中国でのプレゼンスを高めるために、
栄盛石油化学有限公司に36億ドルの出資を行うものである。また、両国は中国北東部に製油所と石油化学の統合複合施設を建設することでも合意した。
ように見えます
「それは、サウジアラビアが中国への石油販売に人民元を受け入れる、いわゆる “ペトロユアン “の話を煽るものです」。
北京は、トルコ、アルゼンチン、スリランカといった債務超過国への主要な貸し手にもなりつつある。
サウジアラビアのBRICS加盟は、ペトロダラーの終焉を意味する。
サウジアラビアは火曜日、リヤドに上海協力機構(SCO)の対話パートナーの地位を与える覚書を閣議決定した。 SCOは、政治、安全保障、貿易の同盟である。
サウジアラビアは48年ぶりに、石油資源国としてドル以外の通貨での取引に前向きであることを表明しました。
ブラジルとアルゼンチンは、南米の2大経済圏の共通通貨の創設を議論している。
1月にシンガポールで開催された会議では、複数の東南アジアの元政府高官が、現在進行中の脱ドル化の取り組みについて発言している。
そしてよく話題になる
トランプの動きを考えていきます。
トランプも世界統一通貨に向かっているということです。
トランプは何をしているのか?
今までの
アメリカのペトロダラー体制の崩壊を
示唆している。
トランプは、”我々の通貨は暴落しており、まもなく世界標準ではなくなる “と言っている。
トランプが正しいわけでもないし
光でもないということ。
このことをわからずに
トランプが世界を救うという考えが
ここで間違いであるということが分かる。
トランプの目的は今までのアメリカのペトロダラー体制の崩壊
ということ。
なぜアメリカドルを崩壊させるのかというと
ドルの優位性は他国の金融政策を不安定にする
「米ドルはグローバル金融においてあまりにも支配的な役割を担っている」
ドルの優位性は、ドル建て債務を持つ国にとっては、為替レートの変動によって金融政策が不安定になる
日本が保有している米ドルはどうなるんです?
ゴミになるんです?
日本は米国債を世界で最も保有しているので
アメリカのペトロダラーとともに
経済崩壊していく。
当然ですが
アメリカドルが崩壊したら
どうなるのか?
というシナリオもできています。
そのことについて
ここから考えていきます。
最終目的地店はどこなのか?
ロシアは
ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの新興経済圏であるBRICSが「新しい通貨」の開発に取り組んでおり、
ダーバンで開催予定の同組織のサミットで発表する予定である
BRICSの通貨構想は、ワシントンの経済強制政策の結果、世界各国でドル建て貿易から脱却する国が増えつつあることを意味している。
ASEAN諸国は、米ドル、ユーロ、円、英ポンドを金融取引から外し、代わりに自国通貨での決済に移行することを検討した。
また、中南米最大の経済大国であるブラジルは、中国との間で、米ドルを使用せずに両国の輸出入取引を可能にすることで合意した。
さらにこのような流れで進んでいくと考えられます。
通貨による決済への移行は、最初のステップだ。
次のステップは、近い将来、デジタル通貨やその他の形式の根本的に新しい通貨を流通させることだ
「BRICS(首脳会議)で、このプロジェクトを実現する用意があることが発表されると思いますし、そうした作業は進行中です」と、
「開発と成長のためのロシアとインドの戦略的パートナーシップ」ビジネスフォーラムの傍らで述べた。
BRICS内で単一通貨が誕生する可能性があるということ。
今までは
ドルが世界で圧倒的な
力を持っていたが
これからは
単一通貨になると思います。
金融のグレイトリセットということです。
有名人もこのように言っております。
米ドルの基軸通貨としての地位の喪失
イーロン・マスクは、
「強引すぎるため、各国がドルを捨てたいと思うようになった」
イーロン・マスクは世界統一通貨のサイドですから。
今はインドのルピーで始まってそこから
徐々に
世界共通のデジタルマネーという流れではないか?と思います。
インドルピーでの貿易決済が実現すれば、ロシア、英国、シンガポール、ドイツなど、インドルピーでの貿易に合意し、
国境を越えた取引でドルを放棄した18カ国にエジプトが加わることになります。
最初はアジア通貨として
その後に世界のデジタルマネーにしていくと考えられる
世界がデジタル共通通貨になる
金融グレイトリセットだと思います。
全く日本はこの流れに沿っていないので
日本経済は崩壊するということです。
その後の再生は
日本国民にかかっていると思います。
ほとんどの人がいわないですが
今わかっている世界金融は
このような感じだと僕は思います。