今回は人間の幸せということについて考えていきますので最後までご覧いただければと思います。
人が幸せを感じる時という心理学的な誘導について。
幸せになるために
書店には幸福に関連する書籍が所狭しと並べられています。
こうした「幸福産業」が発展してきた背景には、「人は幸せになるために生きている」という思い込みが存在します。
★心理学あるいはビジネスということです。
物質的・生物学的な欲求がすべて満たされたとしても、いつも幸福でいることは容易なことではありません。
すべてを手に入れたかに見える成功者でも、本当に幸せを感じるられる時は限られています。
★お金持ちだからと言って
幸せではないということです。
他人の方がお金を稼いでいるとか
人を信用できないという疑心暗鬼とかになっている人が
幸せかというと
疑問です。
ここで大切なことを
考えていきます。
人間の幸せとは何かについて。
幸福は人が作り出した概念に過ぎず、生物学的根拠が存在しない
このようにも考えられます。
物事に満足することは、生存への脅威に対する防衛体制を弱めることにつながります。
このため進化は、実行や分析を司る前頭葉の発達を、幸せでいようとする能力よりも優先してきました。
幸福追求の概念は、「私たちが経験する不幸には道徳的理由がある」というキリスト教の行動規範が元になっています。
つまり、不幸は自分自身の道徳の欠如、わがまま、物質主義によって生まれるため、放棄、分離、欲望の抑制によって心のバランスを保つことが大切だという考え方
現実には、れらの戦略が不幸を解決してくれるとは限りません。
不幸は自分自身のせいなどではなく、私たちの設計図にもともと刻まれた自然のものだということを認識することが重要
また人間がずっと幸せでいるということも不可能です。
感情は、混沌として不純で、混乱して絡まり合った、時には矛盾だらけのもの
これまでの研究では、ポジティブな感情とネガティブな感情は、相互に独立して脳内に同時に存在できることが示されています。
ネガティブな感情は右脳で、ポジティブな感情は左脳で、優先的に処理されます。
私たちは常に幸せを感じるようにはできていないということ
一見すると
矛盾するような考えかもしれませんが
「幸福など存在しない」という仮定は一見ネガティブに聞こえるかもしれませんが、
幸福を感じられないことで自分を責めたり、「その『欠点』を直さなければ」と考える必要などまったくないことを理解しておくことは、1つの人生の知恵になる
また幸せの定義として
このようなことも言われています。
幸せとは、ないものを望んだり、嘆いたりするのではなく、あるもので構わないと思えるようになること
明らかに、あるものは、あるべき姿であり、そうでなければ、ないものです。
この観点から考えると
このような解釈ができます。
今幸せではないと思ったら
その後に幸せという
感情が訪れるということ。
人生は解釈次第ということです。
何かしらの参考になっていただければと思います。